1.顔の高さ
顔の高さは3歳くらいまでに約73%が完成する。そして80〜90%が10歳くらいまでに完成する。
2.顔の幅
上顔面幅は2歳で成人の70%が完成され、10歳では90%が完成している。
下顔面幅は5歳までに主として形成され、第一大臼歯の萌出時までに85%が完成する。
顔の幅が最初に完成されるということになる。
3.顔の深さ
3歳で上顔面部が成人量の80%、中顔面部が77%、下顔面部が69%、それぞれ完成している。
5〜14歳までに、中顔面部は上顔面部よりも、そして下顔面部は中顔面部よりも多く成長する。
深さは、矯正治療と特に関係が強い。
以上から、9〜10歳までには、顔の成長はすべての方向において、
ほぼ完成していることがわかる。
付.口蓋の発育と唇裂・口蓋裂
切歯孔より前方の奇形は、内側鼻突起と上顎突起との間の溝に中胚葉が侵入しなかった場合、
およびこの溝の中の組織が破壊された場合に起こる。
側方唇裂、上顎裂、および一次口蓋と二次口蓋との間に生ずる裂がこれに属する。
また、切歯孔より後方の奇形は、口蓋突起の癒着不全による。
口蓋裂(二次)および口蓋垂裂がこれに属する。
以上の両方を合併したものが唇顎口蓋裂である。
胎生期における口蓋の発育がなんらかの原因でその過程に欠陥が生ずると、
上記のような病状を呈し、唇裂・口蓋裂となる。
このような先天的な疾病に対しての矯正治療は1982年4月より
健康保険が適用できるようになった。 |